BABY BABY
思わず笑ってしまった。
「いや…謝る事じゃない。嘘で何よりだよ。クラスで話す前で良かった」
『そう…ですよね』
本当に良かった。
少しでもクラスの奴らを疑ってしまって申し訳ない。早くクラスに行って、バレーでもサッカーでも好きなものをやらせよう。
「で、他に何か…」
ふと思った。
いじめが原因でないなら、どうして城島は学校に来ない?
「そうだよ。じゃあどうして城島さんは学校に来ないんだ?」
『…それは……』
凛は口ごもってしまった。耳を澄ませると、しくしくと泣いている声がする。
「……城島?」
『…先生……たすけて……』
電話は切れてしまった。