蝶と蜘蛛2
参
だんだんと紫の体から体温が奪われていく。
紅「ねえ、その子をどうするの?あなた、その子を助けられるの?」
楽しそうに、だけどどこか切なそうに俺を見つめてくる。
蘭「俺の力を全て使ってでも・・・」
助けて見せる。
そう言おうとした瞬間紅がすっと俺の指に口を添える。
そしてそっと俺に口づける。
蘭「え?」
紅「あなたに過去に口づけた女性はこの世物のではないのね。」
蘭「なぜそれを・・・・」
紅「私の力の一つよ。過去詠み。」
蘭「過去、詠み・・・」
紅「ええ。過去の事情がぜえんぶ見えてしまう力よ」
そういって彼女はそっと自分の胸に手を当てる。
紅「ねえ、その子をどうするの?あなた、その子を助けられるの?」
楽しそうに、だけどどこか切なそうに俺を見つめてくる。
蘭「俺の力を全て使ってでも・・・」
助けて見せる。
そう言おうとした瞬間紅がすっと俺の指に口を添える。
そしてそっと俺に口づける。
蘭「え?」
紅「あなたに過去に口づけた女性はこの世物のではないのね。」
蘭「なぜそれを・・・・」
紅「私の力の一つよ。過去詠み。」
蘭「過去、詠み・・・」
紅「ええ。過去の事情がぜえんぶ見えてしまう力よ」
そういって彼女はそっと自分の胸に手を当てる。