Last Mission



かといって立ち上がろうとするものなら、






すぐ先にいる有沢と






キスしてしまうことになるだろう…











どうしよう


どうしよう


どうしよう…






あまりの近さに心臓がうるさい。







だが、



パニクる自分とは裏腹に





有沢は落ち着いた声音で静かに口を開いた。









「あんたさ、どこの高校?」







「……」





予想通りの質問をされて、



思わず言葉に詰まってしまう。






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