MYG倶楽部 〜まるで夢のような学校生活のために〜

同日・玄関




「おはようございます、傷君。……それに淳夜先輩も」





彼女は予期せぬ淳夜の存在に若干の驚きを示しながらも、いつも通りの笑顔で傷に声をかけた。


「はぁ……おはよっス、琴ちゃん」


「おはよう琴ちゃん!やっぱり来たかー」


「えぇ、まぁ」


山城琴葉、再びの登場。


「てゆーか…え?何でここいんの?」


「オイオイ傷、オレ達は同じ部活の部員だろ?朝から顔を会わせて何が悪いんだい?」


「場所が悪いわ。何で近所に住んでる訳でも何でもない先輩二人が同じ家に来るんだ?もしかしてあれか?8時だよ!!全員集合!!!なのか?」


「傷君、今まだ7時半よ」


「7時半だよ!!全員集合!!!」


「ゴロ悪っ」


…………もしや、他のメンバーまで来てるという事は無いだろうか。


突然心配になった傷は、少しの気配も逃さないように全身の神経を集中させた。

んで、その結果。




「!! 見えた!!!!」



シャッ


ドサッ


「がはぁっ!!」


「!?」


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