かけぬける青空は、きっと君とつながっている
頭を下げ続けるあたしの上から、少しだけ抑揚が戻った間宮さんの声が降ってくる。
てっきり「出て行く」と言われると思っていたので驚いて顔を上げると、ニヤリと含み笑いをしている間宮さんと目が合った。
何か思いついたようだけれど、一体何だろう。
ハルはもともと好意で手伝ってくれているだけなので、ハルをここへ連れてきて謝らせろ、なんていうのはさすがにお断りせざるをえない。
けれど、それ以外のことだったら、間宮さんの意向に添った形で事を収めてもらえるように、あたしがなんとかしなければ……。
そう覚悟を決めて、間宮さんを見上げる。
と。
「つき合え」
「……はい?」
ーーー
ーーーーー
ーーーーーーー