かけぬける青空は、きっと君とつながっている
その様子を呆気にとられながら眺めつつ、さっきの毒舌が全開だったのも、このほろ酔い加減のせいだったとすれば可愛いものだ、と諦めざるを得ないと悟るあたしだった。
「レンジで温めただけですけど、どうぞ。サラダもありますので、アルコールの前に、まずは何かお腹に入れたほうがいいはずですから」
「相変わらず小姑だな」
「間宮さんのお腹を心配してるんです」
3本目を開けようとしている間宮さんから缶を奪い、代わりにお皿と箸を持たせる。
目を離すと、すぐにこれだ……。
小姑だろうと何だろうと、空きっ腹にアルコールは大変なことになると聞いているし、ここは何がなんでも止めたかったあたしだ。
すると間宮さんは渋々といった感じでコロッケをお皿に取り分け、食べはじめ、その様子を見て、ようやくあたしも、ほっと一息ついて椅子を引き、まだまだ大量に残っている料理を、全部食べきるつもりでお腹に入れていく。
2人きりの食卓は、妙に明るかった。
適度にアルコールが入った間宮さんが本当に楽しそうに笑っていたこともあるけれど、お互いにあの話には触れないように、無理やり明るく振る舞っていたことが大きかったと思う。