美しく咲き誇る



「やぁ、おはよう桜咲くん」

道場につくなりあのイカツイお顔に似合わない笑顔で挨拶をしてくる近藤さんがいた


「おはようございます」

私も一応挨拶をする

「桜咲。さっそくだが、試合を始める」

「…あぁ…」

「竹刀と木刀、どちらがいい?」

「任せる」

そぅ言うと土方は木刀を投げてくる

私はそれを受け取り素振りをする

うん

大して重くない

「では両者構えて」

土方の声が道場に響く

私も沖田もその声に反応し構える

「…始め!!!」

そして声と共に私は大きく振り上げた

カン…

木刀のぶつかる音が響く…

「へぇ~結構速いね」

そりゃどうも

心の中で礼を言いまた少し離れ振り上げる

カン、カン

そして沖田との打ち合いが続く




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