【完】ヒミツの恋を君と。
ど、ど、どうして鍵を閉めるの??



眼鏡の奥の目と目が合う。


さっきから睨まれてばかりだったし、眼鏡のインパクトが強すぎて分からなかったけど。

河野は結構目が大きい。



綺麗な目──



そんな風に思ってしまった。


ドキドキとさっきよりうるさく跳ねはじめる心臓。

それに合わせて頬も熱さを増していく。



静まって!



男にまったく免疫がないことがバレちゃう。




ズリズリと横にずれてその場から離れようとしたあたし。

それなのに、なぜか河野が顔を近づけてきた!





えっ、えっ??



動揺で、肩に掛けてたバッグが滑り、地面に落ちて、ドサッと音がした。




「……っ!?」




河野があたしのアゴを指でクイッと持ち上げる。



ちょ、ちょっ!?

そして、至近距離であたしの顔をジッと見てる河野。




な、な、何しようとしてるの────??






< 13 / 499 >

この作品をシェア

pagetop