好きって言うまで離さねぇ。



あ……聞こえちゃったかな!?



でも、ちょうど花火が上がったから大丈夫か……



安心した私はまた花火に視線を戻した。



だけど……隣から感じる視線。



「侑梨、お前……!」



目を丸くしちゃってる冬哉。



「な、何?」



聞こえてたのかな!?と、内心ドキドキしながら言った。



「きゃっ…!」



すると突然、腕をグイッと引かれ冬哉の胸に飛び込んでしまった。



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