忘れ去られたキオク



──


...そうだ。


俺は、アイリスにもらった力を使って、過去に行ったんだ。



でも、そこで椎菜の過去を、衝撃的な過去を見てしまったんだ。



あまりにもそれが衝撃的で、今でも瞼の裏に焼き付いて。



そして、椎菜を今まで以上に大事にしてやろう、早く天国に行かせてやろうって思った。



それと同時に、アイツ、翔平への嫌悪がハンパなく心を支配していった。



...俺は、アイツを許さない。



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