再会‐8年越しの想い‐

不安と悲しみ-美月-side-

「わりぃ、ちょっと用事あるから」

優斗君はそう言って先に帰ってしまう。

「うん、そっか。なら仕方ないよね」

私はそんな優斗君の背中をただ見送る。

戻ってきた頃は、帰りも一緒だったんだけど、ここの所はずっとこう。

用事ってなんだろう?

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