オオカミとお姫様
下駄箱に到着。
…っ!!
知らぬ間に腕を掴んでいた。
慌てて離す。

「玲央、さっきの子たちはいいの?」

「別に。勝手に群がってきただけだし」

そのせいで、詩音が声かけにくかったんだよな。ごめん。
謝るなんて恥ずかしくて言えないけど。

「…ったく、どいつもこいつも面倒な奴だ」

「すっすみません…」

本音が出てしまった。
詩音に謝られる。
詩音は何も悪くねぇのに。

「詩音は悪くねぇよ。つか、簡単に謝んなよ」

「はっはい…」

こいつ、謝り癖でもあるのか?
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