オオカミとお姫様
「部活、どうでした?」

「それなりに良かった」

「そうですか。それはよかったです」

安心したような答え。
『楽しくなかった』なんて言ったらまた不安にさせちゃうんだろうな…

「でも、詩音いなくなったでしょ」

俺の言葉に動揺した詩音。

「そっそれは…その、キャプテンに掃除を頼まれまして」

キャプテン…
あの人か。
あの人…
なんでだ?
あの人が絡んでるだけなのに、すごくイライラする。
さっきまでの楽しかった空気をぶち壊すくらいのイライラに襲われた。
< 68 / 238 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop