オオカミとお姫様
それっきり、会話もなくただ歩いていた。
詩音の家に向かって。

そのうち、家に着いた。
詩音が申し訳なさそうに、不安そうにこちらを見つめる。

俺は、俺はなんて子供なんだ。
あんなにどうしたらいいのかわからなくて不安になっている詩音が目の前にいるのに、俺は…

何も言わず、何もせずに家路へ向かっていた。
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