オオカミとお姫様
俺はあいつの話を無視して部室に戻った。

「お疲れ様です」

詩音がいた。
さっきの出来事にイラついていた俺は、平常心を保つよう、いつも通りを装って詩音に接した。

「あぁ」「詩音ちゃんこそ、お疲れ様」

「私は何もしてないですから…。あっ玲央、これ」

「あぁ、サンキュー」

「私、ここで待ってますね」

「わかった」

「じゃあ後で呼びに行くから」

「わかりました」

詩音が部室を出た。
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