オオカミとお姫様
だけど、はっきり目に焼き付いている。
瞳を潤ませた詩音の顔を。
あんな風になるまで我慢してたのか?

俺の事で…!!

きっと俺の独占欲が溢れ出ていたんだろう。
俺の独占欲に汚染されないように教室に行かないようにしたのに。
詩音には笑顔でいてほしいから近寄らないようにしたのに。

もっと詩音から距離を置かなきゃ。
俺の『好き』を押し付けないために。
俺の醜い嫉妬から守るために…
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