オオカミとお姫様
次の日


朝練のために学校に行く。
グラウンドには詩音の姿が。
俺は詩音を避けて通る。

あの後も泣いたのかな…?
目が少し腫れてるような気がする。
他の部員に挨拶している表情が無理をしている。
不自然な笑顔。無理して作った顔のよう。
そんな表情をさせているのは俺のせいだよな。

俺が詩音の前から居なくなれればいいのに。
居なくなる勇気もない。
距離を置くのが精いっぱいだ。

朝練が始まる。
サッカーボールにだけ視線を向ける。
周りを見たら詩音が目に入ってしまうから。
無我夢中でボールを追いかけた。
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