アンラッキーなあたし

勝手な想像をして、あたしは一人対戦モードに入った。力ずくでこられたら舌を噛み切る覚悟である。

こい、鬼畜米兵。

と、おののくあたしを尻目に、千葉は携帯を片手に、うつむくあたしの顔をぐっと上げた。

まずは、せ、せっぷん？

泣きたいような、困ったような、でも、ちょっと期待のこもった、そんなどうしようもない顔で目を見開いた、多分、自分史上ＢＥＳＴ５入りするくらい不細工な表情になった瞬間、カシャっと、シャッターが切られた。

あれ？しゃ、しゃしん？

写真を撮ると、お役目ごめんとばかりに千葉は電気を消し、さっさとソファーに寝転んだ。

ほーちぷれー？