アンラッキーなあたし
紹介の男
ルコ先生を欺くのに失敗したあたしは、ますます風当たりが強くなってしまった。

ルコ先生ったら、まるでシンデレラの継母のようなのだ。掃除した床に小豆をぶちまけたり、おやつのプリンを食べられたり、塩入コーヒーを飲まされたり…。そんな小さな嫌がらせが増えた。まったく大人げないことこの上ない。

それなのに、千葉はそんなルコ先生を可愛いというから不思議だ。男って、本当にわからない。

あたしとルコ先生のディスタンスがひらいていくのに対し、千葉とルコ先生の仲が急速に深まっていくのも癪に障る。

あれ以来、すっかりルコ先生と仲良くなった千葉は、時々差し入れを持って館に遊びに来るようになった。
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