アンラッキーなあたし
あたしのバカバカ!ブスブス!こんな男に騙されるなんて。あたしの名前すら覚えていない男にころっといくなんて。

情けなすぎて涙も出なかった。

もう、どうでもいい。けど、千葉には迷惑掛けられない。

あたしは観念して椅子に腰をおろした。

「書類、持って来て」
「わかりゃいいんだよ。最初から素直にそうすれば恐い思いもしなくてすんだのに。ったく、ブスのくせに調子に乗りやがって」

ぶつぶつ言いながら、瞬が目の前に契約書を置いた。

あたしは、それに黙ってサインした。

桜田さくら

「お買い上げ、ありがとうございます」

アユカが折れたはずの手で契約書をひったくる。

「金貸しんところまでは着いてってやるから、心配すんなって」

瞬が、あたしの肩をとんとんと叩いた。

終わった…。また、借金が増えた。
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