携帯小説~誰かのための予言~
「やばいよ! 香坂先生探さないと」

私たちは階段を駆け下りた。

今ならまだ職員室にいるかもしれない。



すっかり暗くなってしまった校内。

廊下の灯りも消えている。



「mayaの予言の相手って本当に香坂先生なの?」

ワカナはまだ半信半疑らしい。

「わかんないよ。でも香坂先生がヒトシって名前だってわかっちゃったら放っておくことなんてできないでしょ」



職員室の灯りが見えてきた。

香坂先生、まだそこにいますように。




「失礼します!!!」

ドアを開けるなり、私たちは飛び込んだ。



「なんだ、おまえたち。ずいぶんいきなりだなあ」


出迎えたのは教頭先生。


「教頭先生、香坂先生は? もう帰られてしまいましたか?」
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