ある猫の日常
野良ちゃんの家に帰ったらお母さんもお兄さんも弟さんも帰ってきていた。

またお兄さんは弟さんと喧嘩をしている。

あぁ。お兄さんがまた「ぶっころすぞ!」といっている。

こわいなぁ。

野良ちゃんは自分の部屋のベッドで寝ているらしい。

私も野良ちゃんのところへいこう。

「にゃーにゃーにゃー」

開けてといっても開けてくれない。

寝ているのだからしょうがないけど。

しかたがないので部屋の前で待つ。

しばらくすると野良ちゃんが

「あれ!あんちゃぁーん!待ってたの?」

・・・寝ぼけてるな。

ふらふらしながらドアを開けてくれた。

私は野良ちゃんとベッドの上で寝る。

最高に幸せなときだ。

・・・まぁ、ときどき「カシャ!カシャ!」という音が

聞こえるのは気になるが。

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