無愛想な彼に恋しました
また、勢いよく席を立つ。
皆の視線が集まるけどそんなの気にしてられない!!
超能力者に会えるなんて事めったにないレアな出来事だよー!!
興奮気味の私の視線を迷惑そうな顔で見てくる荒城君の次の言葉が待ち遠しかった。
「そんなわけないでしょ。超能力者なんて居ない」
バッサリと私の期待を裏切る荒城君は…鬼だ…。
「で、でも私が考えが分かったでしょ?」
「あれは、あんたの顔が分かりやすく教えてくれただけ」