無愛想な彼に恋しました


荒城君に告白だなんて恐れ多くて出来るわけない。


それに、荒城君とはまだ話して間もないんだ。


急に告白されてもきっと荒城君は困るだけだもん。


「甘いな…。琴音は甘すぎる」


「甘いって何が?」


腕を組んで一人納得して居るかのようにコクコクと頷いているちーちゃんに私は首を傾げる事しか出来ない。


「あのね~荒城はあのルックスよ?この高校で一番かっこいいと言っても過言じゃないでしょ?」


「うんうん」


< 149 / 634 >

この作品をシェア

pagetop