無愛想な彼に恋しました
荒城君に告白だなんて恐れ多くて出来るわけない。
それに、荒城君とはまだ話して間もないんだ。
急に告白されてもきっと荒城君は困るだけだもん。
「甘いな…。琴音は甘すぎる」
「甘いって何が?」
腕を組んで一人納得して居るかのようにコクコクと頷いているちーちゃんに私は首を傾げる事しか出来ない。
「あのね~荒城はあのルックスよ?この高校で一番かっこいいと言っても過言じゃないでしょ?」
「うんうん」