無愛想な彼に恋しました




「そっか。ファーストキスは俺か。何か知らないけど、嬉しいかも」


そう言った先輩の言葉の意味が良く分からなかった。



「先輩、最低です。私の許可なくするだなんて」


「減るもんじゃないし、涙も止まったし、結果オーライ?」


「オーライ、じゃありません!なに言っているんですか!」


バシッと思いっ切り先輩の肩を叩く。


それなのに先輩は、ただ嬉しそうに笑っているだけだった。


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