無愛想な彼に恋しました




すると、先輩がピタッとその場に止まった。


「先輩?」


先輩、どうして止まったんだろう?


けれど、すぐにその答えは分かった。


先輩も荒城君の方を見ていた。


「あ、そこの後輩君。後で保健室に琴音の荷物持ってきて置いて」


「ちょ、先輩!勝手に荒城君をパシらないでください!」


「パシって無いって。あの後輩君が持ってきたそうな顔をしてたからさ」



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