無愛想な彼に恋しました

通じた想い



しおりちゃんからすべてを聞き終わったころには空にはたくさんの星が輝いていた。


もうすぐ秋が近づいていることを教えてくれるかのように鈴虫たちが鳴いている。


そんな中を、私は荒城君と並んで歩いている。


「う~ん…。何だか色々な事がありすぎて疲れちゃった」


「勝手に疲れてるだけじゃん」


「もとわと言えば荒城君がキ…」


「キ…?何?」

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