無愛想な彼に恋しました
「帰ってたら坂道を下る野菜たちが転がってくるし」
「あ、ごめんね?それ、私のなの」
私が言っているそれを理解したのか荒城君はしばらくジャガイモを見つめた後に私に何も言わずに差し出した。
「あ、ありがとう」
私は、それを受け取ると腕一杯に抱える。
仕方ないんだよ…レジ袋の底が穴空いてたらまた転がって行っちゃうし…。
どうか、荒城君。
そこは気付かないでください。
そこには触れないで頂けるとめちゃくちゃ感謝します。