僕らの恋は…


ふわふわの黒髪を肩のあたりまでながしている、小動物みたいに小さい───────、

女の子、だった。


「なんだー、女かよ〜。」


と、女子達が唸っている。(もちろん、うちと千尋を除いて)


「結構カワイイ、ぽいっ」


と、男子がガヤガヤ言っている。(尚くんは除いて)


「だから〜、うるさいっ!」


「じゃあ、自己紹介してもらうから静かにしろよ。」


彼女が、教壇にあがった。



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