隣に座っていいですか?
「桜ちゃん」
「はい」
「幼稚園はどうですか?楽しくやっていけそうですか?」
やっていけそうですか……って、ちょいと難しい質問かなぁ。
でも桜ちゃんは
一生懸命考えてから「はい」って元気に返事した。
この返事なら大丈夫か。
「お父さんはしんぱいしょうなんです」
黄色いクーピーを手にして口を尖らせる桜ちゃん。
「さくらはお母さんがいないから、おともだちにいじめられないかしんぱいなんです」
ズキン!
子供といえど
誤魔化しは効かない。
全部お見通しだよ。
「でもだいじょうぶです。お母さんはいつもさくらのココにいるし」
桜ちゃんはまた胸を叩く。
「おともだちもできました」
「お友達できた?」
「はい」
笑顔で私の顔を見る。
「おなじなまえの女の子もいたし、ユウト君って、男の子はお母さんがいないっていってました」
「そうなんだ」
今日幼稚園に行って
お母さんじゃなくて
お父さんが付いて行ったから
それを見つかって『お母さんは?』とか聞かれたのかな。
「はい」
「幼稚園はどうですか?楽しくやっていけそうですか?」
やっていけそうですか……って、ちょいと難しい質問かなぁ。
でも桜ちゃんは
一生懸命考えてから「はい」って元気に返事した。
この返事なら大丈夫か。
「お父さんはしんぱいしょうなんです」
黄色いクーピーを手にして口を尖らせる桜ちゃん。
「さくらはお母さんがいないから、おともだちにいじめられないかしんぱいなんです」
ズキン!
子供といえど
誤魔化しは効かない。
全部お見通しだよ。
「でもだいじょうぶです。お母さんはいつもさくらのココにいるし」
桜ちゃんはまた胸を叩く。
「おともだちもできました」
「お友達できた?」
「はい」
笑顔で私の顔を見る。
「おなじなまえの女の子もいたし、ユウト君って、男の子はお母さんがいないっていってました」
「そうなんだ」
今日幼稚園に行って
お母さんじゃなくて
お父さんが付いて行ったから
それを見つかって『お母さんは?』とか聞かれたのかな。