わたしは彼を殺した、そして彼に殺される〜50years later〜

振り返ると別の仮面が立っていた。

背丈は小さく…

さっきの少女と同じくらい。

「ケイ、か。おどかすなよ」

彼はまわりから、Kと呼ばれていた。

裁判官Jの部下として働くようになって彼についたあだ名。

Jの次の裁判官になる、と思われて…

いつの間にかみんな、そう呼んでいた。

「おい、お前もしかして見てたのか?」

「彼女の監視を頼んだのはあなたですよー、見届けるのは当然でしょ。つか、ジョーカーにもまだ心があったんすね」

といって笑う、K。
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