わたしは彼を殺した、そして彼に殺される〜50years later〜
子供心
現世で…

彼は父親にずっと虐待を受けつづけた。

母親が亡くなると、その虐待は激しさを増した。

このままじゃ、殺される。
子供心にそう感じたんだろう。

ある日の夜中、父親が寝ている隙に…

彼はそっと家を飛び出した。

夜中の薄暗い道を…

小さな体はふらつきながら歩きつづけた。

見つからない場所、追いかけてこない場所までいかないと。

少年は必死に逃げた。

だが明け方、さすがに力尽きて…

壁にもたれたように倒れてしまう。

ほとんど満足な食事を与えられてなかったのだから…

それも当然。

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