気まぐれ王子とサル女
第3章

◆笑ってないと!








翌朝になり、
学校へ向かって歩いていると



「ななっ!おはよ」



私を覗き込むように
後ろから現れた実物は...



爽太だった。



「あっ、おはょう」



いざ爽太を前にすると
やっぱり以前の出来事を
思い出してしまい
身が小さくなってしまう。



「ったく、まだ元気ねぇの?
早く元気だせよな!
そうしないと、なならしくないぞ。」



そう言って爽太は
友人のもとへ走っていってしまった。



私らしくない...か。



私らしいって何?




< 141 / 213 >

この作品をシェア

pagetop