気まぐれ王子とサル女




「うん。七海は笑ってる顔が1番!」



「へへっ!そうだよね。
私は笑ってないとね!」



陽葵が頭をなでてくれると
いつも気持ちが落ち着く。


「ありがとう!」


私がお礼を言っていると、



「なな、鍵」



横から爽太が無愛想な顔で
右手を出しながら現れた。





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