気まぐれ王子とサル女



「七海いる?」


声のする方を振り向くと、
ドアに手を置きながら立っている
陽葵の姿があった。


「はるきっ!」


私は席から勢いよく立ち上がると
陽葵のもとへ駆け寄った。



< 184 / 213 >

この作品をシェア

pagetop