気まぐれ王子とサル女



「あぁ、これね。
うちのクラスの立花千夏っていうやつが
家庭部なんだけど、
部活で作ったからって
クラスのみんなにくれたんだよ。」



そう言うと瞬は「1枚あげる」と言って
クッキーを俺に渡してきた。



俺はクッキーを貰うと
すぐに口に入れと


隠し味が何なのか分からないが
クッキーの美味しさが
俺の口の中に広がった。


「うまいっ!
今度俺の分も作ってって
言っといて」


「そう言うのは自分で言えやー」



そんなこんなでその日は終わった。



< 78 / 213 >

この作品をシェア

pagetop