君に逢いたくて~最後の手紙~

感動の再会

朝方、遠い遠い街に着いた。



風景がすごい田舎で、
目の前全体が田んぼ。


電車を降りた私は、
カバンを持って、歩いていた。



空気がきれいな街だな…。


「すうー、はあ!」


ほんとに田舎だな。



どうやらずいぶん遠い所まで
来たみたい。



そのとき…



「ねえ!どこから来たの?」



後ろから聞えた女の子の声。


振り向くと…。



そこには可愛い女の子が立っていた。



「私?」


私が聞き返すと、女の子はうなずいた。



「私は、ずっと遠い所」



「家出?」



まあ…


そういうことになるのかな?


「うん」


「泊まるとこないんなら、
あたしんちおいで!」
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