君に逢いたくて~最後の手紙~
「梨衣奈ちゃん!…もう……
優斗を楽にしてあげましょ?」



気が狂ったかのようにひたすら
揺すり続ける私を、
優斗のお母さんが止めた。



「やだ!優斗は死んでなんか
ないんだから!!」



それでも私はやめない。



すると、優斗のお母さんは
私の顔を叩いた。




―バシッ!



病室にかわいた音が響いた。




「やめて!……私だって……
私だって…信じたくないのよ…。

でも、これが現実なの…。

優斗は死んでしまったのよ……。


それをちゃんと受け入れなきゃ…
私たちは…前に進めない…」




それを聞いた瞬間、
私の涙線は…完全に破壊した。



「わ~ん!優斗ぉ~。…ごめんねぇ。
辛かったよね……。

1番辛かったのは…優斗だよねぇ。

今までよく頑張ったねぇ…。

すごいよ…。

…優斗はすごい…。

大好きだよ?心の底から愛してる」」

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