君に逢いたくて~最後の手紙~
「亮太!」


「よっ。」


「どうしたの?」


私が聞くと、亮太は話し出した。


「俺、お前が好きだ」


え?今聞えたのは…


「す、き?」


「そう。俺と、付き合って下さい!」


突然の嬉しすぎる言葉に、


私は目を見開いた。


「ほんとに?」


「冗談でここまでするかよ」


そうだよね?じゃあ、本気なんだ…。


…嬉しい。


「あたしも、亮太のこと
好きだよ」


そう言った瞬間、亮太は


満面の笑みを見せた。


「俺、美夏のこと、大切にする」


「うん」


「大好きだよ」


あたしこんなに幸せでいいのかな?


「あたしも」


まさか、亮太と付き合えるなんて…。


あたしは中2のとき付き合っていた


彼氏に、浮気をされ別れた。


それ以来、恋は少しお休みしよう


と思った。


でも、亮太を好きになってよかった。
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