君に逢いたくて~最後の手紙~
梨衣奈side


美夏は亮太君と付き合えたことを、


とても嬉しそうに話してくれた。


来週の土曜日はダブルデート…。


楽しみだなー。


「おはよっ!今日早いね?」


教室の自分の席に座り、


外を眺めている私に


声をかけてきたのは、美夏…。


「おはよ。なんか今日は
早くに目覚めちゃって…」


いつもは6時30分に起きて、


7時50分に来るけど、


今日は6時に目が覚めた。


「そっか」


「うん」


授業が始まるまであと1分…。


「もうすぐチャイム鳴るよ」


私がそう言うと、美夏は「はーい」


と言い、私の後ろの席に座った。


授業中…。


朝早く目覚め過ぎたせいなのか、


私は少しウトウトしていた。


そんなとき、隼人君からメールが来た。


「おはよ!好きだよ」


その2言…。


私はメールを見て、赤くなった。


好きだよ。なんて…。


…恥ずかしいよ。


でも嬉しい!
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