君に逢いたくて~最後の手紙~
数分後、すべての行為を
終えた悠馬は私を開放する。


私はめちゃめちゃにされた
服を着て、悠馬の家を出る。


…怖いよ…


あんなに優しかったのに、
何で?


私はひたすら走った。


気づくと私は、海に飛び込んで
いた。


…私、死のうとしたの?


え?どうしよう!?


どうしよう?


私の頭の中はめちゃくちゃだった。


まるで気が狂った人のように、
海で暴れた。


…このまま死んでしまおうか。


うん…きっとその方がいい…。


そう思った私は、どんどん沖へ
進んで行く。


その時―――


「梨衣奈!逝かないでぇ!」


後ろから、美夏の声が聞こえた。


でも私は足を止めない。


「お願い!逝かないで!
梨衣奈がいなくなったら私、
生きていけないよ…」


―バシャッ!


…え?


後ろを向くと、海に入り
走ってくる美夏。
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