【完】保健室で君と××~プレイボーイとイケナイ恋愛授業~




むしろその話題を避けていたのは和馬君
だと思っていたのに。



抱き締められた腕の強さに、胸がきゅう
、と締め付けられた。



「忘れるわけ……無いでしょ?」



だって。


夢にまで見た、好きな人からのキスだよ
?忘れろって言われたって、無理だよ。



「……じゃあ、俺の気持ちもわかってん
だろ?」

「お、俺の気持ち……って」

「俺が……希美を好きだって事」



──まさかとは思いながら、ずっと否定
してた。



期待しながら、そんなはず無いって、自
分に言い聞かせてた。



でも……。



「希美。好きだ。…俺と付き合ってよ」



いいの?


私、期待したままで、いいの……?



「……わ、私も……」





< 260 / 426 >

この作品をシェア

pagetop