【完】保健室で君と××~プレイボーイとイケナイ恋愛授業~





でもね。


香坂を守りたいっていうこの気持ちに、
偽りなんてないから。



「もう私、香坂のモノだよ」



そう言って香坂を見上げると、香坂に触
れるだけのキスをされた。



「……委員長、好きだよ」



そんな香坂の甘くて、でもちょっぴりと
切ない声が、やけに耳に残っていた。



ねえ香坂、不思議だね。



最初はあんなにも香坂が嫌いだったのに
、今じゃこんなにも、香坂が大事なの。



香坂が居なくなるのは、とてつもなく怖
いんだ───。









< 397 / 426 >

この作品をシェア

pagetop