【完】保健室で君と××~プレイボーイとイケナイ恋愛授業~
でもね。
香坂を守りたいっていうこの気持ちに、
偽りなんてないから。
「もう私、香坂のモノだよ」
そう言って香坂を見上げると、香坂に触
れるだけのキスをされた。
「……委員長、好きだよ」
そんな香坂の甘くて、でもちょっぴりと
切ない声が、やけに耳に残っていた。
ねえ香坂、不思議だね。
最初はあんなにも香坂が嫌いだったのに
、今じゃこんなにも、香坂が大事なの。
香坂が居なくなるのは、とてつもなく怖
いんだ───。