夢旅
俺は右に方向転換し、

ユイの手を引っ張る……。


どんどん迫りくる追っ手たち………


これだけ追い詰められてしまったけど、

だけど……

俺は諦めてなんかいない。



絶対………


絶対、ユイを助けるって決めたから。


絶対………


絶対、諦めたりなんかしない。



どんどん迫ってくる追っ手たち………




もう無理だ………



はじめから無理だったんだ………



俺の頭の中に、

その言葉が出てきてしまった……。



俺は、


そんな自分が悔しくて……


そんな自分が嫌で……



目に涙がたまってきた。




絶対、諦めないんだ!!


俺は心にそう言い聞かせる……。



でも次の瞬間、

俺の頭は「逃げられない」の言葉に埋め尽くされた。



俺とユイに、

追っ手の光があたった。



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