俺を好きになれよ。
俺を好きになれよ。




「寂しい……」


「はいはい、知っているから」


4月の終わり、今日は大学の飲み会……。

いわゆる、合コンとやらに参加している。


あたしの隣にいるのは、リュウ。

リュウはあたしの彼氏…… タクの弟でもある。


「タクなんて、全然連絡くれない」


「まぁ、向こうも今は新生活に慣れるので忙しいからなー」


「でもさー、あたし…… 彼女、だよ?」


あたし――― アキ。

タクとの出会いは、高校生の時にあたしの、カテ教の先生だったことがきっかけ。

頭も良くて眼鏡が似合って、たまに見せる子供っぽいとこが好きだった。

無事、大学も決まり先生との別れが近づいて…… それが寂しくなった。

なんとか連絡先を手に入れて、大学1年の終わりに、タクから“アキが好き”と言われて、付き合うようになった。




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