【完】終わらないラブストーリー






先生と付き合い始めてから、世界が輝いて見えるようになった。

風が強い日、大雨の日、蒸し暑い日だって先生と一緒にいれればそれだけで最高の一日になる。



私の夏休みは充実していた。


って言っても先生には夏休み中でもやらなきゃいけない仕事がある。


会えない日もあるけど、電話やメールをしてくれたり私のために時間を作ってくれたりしてくれた。



私もなるべく先生に負担をかけたくないから、我儘を言わないようにしてる。



だけどそんな私に先生は
『我慢なんてしなくていい。もっと甘えてこい』


本当に幸せで、楽しくて。




…幸せで、楽しいはずなのに。













「美紀が…私のメールにも電話にも返事してくれないんです…」



私は真向かいに座っている先生にそう言った。

先生は机の上に置いてあるアイスコーヒーをストローでクルクルと回している。



今日は先生の仕事が休みで、久しぶりの遠出デート。
今はカフェで休憩してる。






私たちは外でデートする時は手もつなげないし、腕も組めない。
そもそも休日に外で二人きりなんて他のクラスメイトの子たちに見つかったら、あっという間に学校中に噂が広まっちゃうからできない。




でも先生がレンタカーを借りて遠出すれば
外でも先生と生徒じゃなく"恋人"になれる。



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