帰り際に、、、。
あこがれの人と結ばれるなんて思っても見いなかった
ある日の部活帰りに、私はいつも帰ってる道と違う道で帰った。
その選択は運が良かったのか悪かったのかわからない、、、。その時の私には、最悪な選択だと思ったけど、今ではいつもと違う道にして良かったと思っている。



「なんで、そんなのもできないんだよ!!」
「すみません」
私は、中学1年生のバレーボール部に入っている。小学校のころからバレーボールをやっていて、小学生のころは全国大会も関東大会も出場した。身長はそこそこ大きい方だ。

この日は、アタックのコース打ちで私の一番嫌いなドライブをかけて打つやり方の練習をしていた。この日は先輩に呼び出され今日の練習のことでたくさん怒られた。私は一生懸命やっているんだよ!! ん? これってただの自己マン?まぁ、そんなことは置いておいて
自分もできないくせに人にばっかり言ってんじゃねぇよ!!

「分かったら明日からの練習でちゃんと狙えるようにしろよ」「はい、、、。すみませんでした」私はイラつきと悔しさで泣いていた。
最悪。あいつらのせいでもう最終下校時刻の30分も過ぎている。早く帰りたいから、いつもと違う帰り道で少し近道をした。
私は泣きながら帰っていて、周りの人の目なんか気にせずにただ、ずっと泣いていた。
そんな時、目の前から音楽を聴きながら楽しそうに歩いてくる人とすれ違った。その人は、これから私の運命の人となるなんて思ってもみなかった。

「~~♪♪~~~♪…ん?あれ?ちょっと君泣いてるけどどうしたの?」
「……」
うわぁ、最悪よりによってこんな無神経な人に話しかけるなんて
「いえ、大丈夫です。」
「あれ?もしかしてキミ、はるぅじゃない!」
「えっ?西君!」
西君とは同級生のやんちゃで元気な子だ。

「どうした?いやなことでもあった?」
こんな人に相談できるわけないじゃん、、。
「ううん。本当に大丈夫だから」
こんなことしてる間に早く帰りたい、、。

あれ?西君の表情が急に険しいものに変わった

「言ってくんねぇとわかんねぇだろ!」
「お前のそんな泣いてる顔なんか見てらんねぇ」

「じゃあ見なければいいでしょ!!ほっといてっていてるじゃない」
ホント最悪。なんでこんな面倒な人に声かけられたんだろう、、。

「ほっとけるわけねぇだろ!泣いてるやつを」
「見てられないんなら帰ってよ」
「はぁ、。何で気づかねぇかなぁ??」

はぁ?何言ってるのこの人?
「気づくって何をよ!あんたが私のことを嫌いとしか思えないんだけど」
「好きなんだよ…  お前のこと好きだからほっておけねぇんだよ!!」

俺と付き合え、、、。
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