紅炎と雷炎 ①


堅「で、大丈夫なのか?」


美樹「ああ、大丈夫だよ。 大体は出来てる、ってかさっき考えたから」


あたしが笑顔でそう言うと、けんちゃんは驚いた顔をしてこっちを見てきた。


堅「相変わらず、すごいな」


美樹「何が?」


堅「(なんでこいつはこうも、無自覚なんだろう…)」


けんちゃんは何か言いたそうだったけど、何でもないと言って理事長室から出て行った。


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