『ピュアに恋して』~秘密な関係~ドリーマー
タクシーを飛ばして来たものの
やはり

勇気が出なかった。


だから、クリニックの近くで下りて
行ったり来たりを
繰り返していた。



どうする気なんだろ?私。


こんなとこまで来て
若先生の恋人でもないのに

どうしようもないのに。




そんな時、
屋台が目に入った。


そうだ!

こんな時ほど
大人でよかったと
思った事はない。



一杯引っ掛けて

勢いづけて
言ってしまえばいい。



若先生に

全てをぶちまければいい。



そうすれば
きっとスッキリする。
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