『ピュアに恋して』~秘密な関係~ドリーマー
「なんにもなかったよ。
田端さん」


隣で
シャツを着ながら
尾上さんが
言った。




「尾上さん、
なんで邪魔すんだよ。

香奈が俺と
関係を持ったと思えば

今後も
やりやすかったのに」



「俺、そういうの嫌いなんで」



「なに、一人だけ
かっこつけてんだよ。

尾上さんだって
香奈の寝顔見て

欲情してたくせに」


若先生は、急いで
シャツを着始めた。



「まあ、好きな女の寝顔見て
欲情しない方が
おかしくないですか?先生」



余裕の笑みを浮かべてる
尾上。
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